ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーの軌跡#3 元祖ガーディアンズ③

おはようございます、ぱんだです。

思うように進まない長期企画第三弾。毎日読むとは言ったけど毎日更新するとは行ってないですからね!(屁理屈)

 

※発行年が間違っていたため訂正しました(7/18)

 

Giant-Size Defenders #5(1975)

 

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三度目の登場はThe Defenders誌の増刊号?Giant-Size Defenders誌にて。この後ストーリーは本誌に続き、合わせて5号展開されます。

 

時間転移を検知して出動したドクター・ストレンジ、ハルク、ヴァルキリーらディフェンダーズは、海上でウナギ怪人と戦闘になる。一方市街を巡回していたナイトホークは墜落する宇宙船を追い、奇妙な男たちと出会う。ガーディアンズは打倒バドゥーンの糸口を求め、バドゥーン人の記録装置を探して現代にやってきたのだった。

船の修復をマーティに任せ、市街に出たガーディアンズとナイトホークはウナギ怪人に苦戦するディフェンダーズと出会う。逃げた怪人をハルクらに任せてストレンジが海に戻って原因を探る一方、ガーディアンズは記録装置を見つける。しかし装置は作動しなかった。

怪人の元に再び一同が集まると、ストレンジは辿り着いた原因を説明する。時間転移の衝動で作動した装置の放射線がそれを住処にしていたウナギを変異させたのだと言う。ヴィシャンティの魔法で怪人をウナギに戻して一件落着、サンクタムでガーディアンズの成り行きが語られる。

その頃、船に残ったマーティの元に宇宙に憧れる一人の少年がやって来る。「僕はいつか宇宙飛行士になるんだ。名前まで宇宙飛行士みたいなんだよ?“アストロヴィク”って言うんだ。大きくなったら“ヴィク”は取ってシンプルにしようと思ってるけど…“ヴァンス・アストロ”ってね!」

 

 

The Defenders #26(1975)

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今まで断片的でふわふわしていたアース691の設定が改めて整理される。しかしまとめようがなさすぎてほとんどそのまま書いたのでとても長いです。

※SFの題材に病気や怪我が絡むお話です。フィクションとはいえ無配慮な部分があると思うので抵抗のある方はご注意ください。

 

一同と対面したし宇宙の話をせがむ若ヴァンスに、ヴァンスは自分の世界(アース691)で起きたことを語り始める。

 

汚染物質を使い続けた結果オゾン層が破壊され、1982年皮膚ガンが異常発生。外出時には保護スーツが必須になる。増え続けるガンへ講じられた対策は転移部分の機械化だった。1990年代になると悪化する食糧事情からバイオニクス戦争が勃発、各国から機械化された患者たちが駆り出された。しかし核施設の爆発事故をきっかけに和平、史上初の世界連合が樹立される。全世界が団結し、科学を人々のために活用し、街には少しずつ笑顔が戻り始めた。

しかし2001年突如飛来したエイリアンが瞬く間に地球を征服、文明は崩壊した。征服期間の詳細な叙述は残っていないが、遅くとも2075年までにエイリアンは地球を離ると、その後500年に渡りテクノ・バロンと呼ばれる者たちが科学で人を支配する野蛮な時代が訪れた。

2525年争いを望まない奴隷の反乱によって支配者クワールが殺されると、再び人々は一つになり世界連邦を結成。花開いた文明は宇宙にまで届いた。テクノ・バロンの元で発達した遺伝子技術によって“亜種”を生むことに成功した人類は、太陽に最も近い水星からほとんど光の届かない冥王星まで植民した。2900年代には宇宙艦隊の建造に着手、さらに2960年太陽系に最も近い恒星系ケンタウリ星系に辿り着き、史上初めて宇宙人と友好な関係を築く。西暦3000年は全ての植民星とケンタウリ星系とが世界連邦において平等な立場で協定を結ぶ記念すべき年となった。

そして3006年、1988年に地球を発ったヴァンスがケンタウリ第四惑星に到着、温かく迎えられた。しかし3007年にバドゥーンの侵略が開始、人類は三度奴隷となった。そんな中立ち上がった四人の男、ヴァンス、マーティ、チャーリー、ヨンドゥは8年かけて少しずつ勝利を収めていく。宇宙艦隊最後の一隻を奪い、地下組織を束ね、過去からやって来たヒーローと協力して主要都市の一つを取り戻したのだった。

 

衝撃的な話に落ち込む若ヴァンスを家に返し、修復を終えた船で一同は未来へ向かう。ストレンジは言う。「我らはディフェンダーズ、地球の守護者。その名が正しいのなら、共に行かずしてどうしようか!」

 

 

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