ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーの軌跡#1 元祖ガーディアンズ①

こんばんは、ぱんだです。

 

映画「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」の熱気が迸っていた頃に注文した元祖ガーディアンズのTPBが今月中には揃いそうなのですが、「あれ…なんか多くない…?」と冷や汗をかきながら数えてみたところ、合計119話。これはどんどん消費しないといつまで経っても読み終わらない!

というわけで、「一日2話読んでエピソード毎に記事を書く」ことに決めました。勝手にやれって感じですが。

そこそこの道程になりそうなので応援してくださると喜びます。誰も応援してくれないとやめます。

 

では、早速初登場話から!

 

 

Marvel Super-Heroes #18(1969)

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記念すべき元祖ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーの初登場話。現在の設定とは多少違ったり雑な話だったりしますが、このワンショットが45年を経て全世界で公開される大作映画になると思うと込み上げるものがあります。

 

1988年、地球外植民地の第一歩として、史上初の宇宙飛行士ヴァンス・アストロは未開の宇宙へと旅立った。しかしその200年後、物理学者ハーコヴの革新的理論によって人類は高速を超える技術を手にする。千年の眠りから醒め、ケンタウリ第四惑星に到着したヴァンスを迎えたのは太陽系外まで手を伸ばした地球植民地連合U.L.Eの市民だった。

しかし平和も長くは続かない。太陽系に宇宙種族バドゥーンの魔の手が迫っていた…

 

時は3007年、任務から戻った木星植民地の宇宙飛行士チャーリー27が目にしたのはバドゥーン人に征服された故郷だった。連行された家族を救うためバドゥーンと戦うことを決意したチャーリーは、一度木星を離れるためワープ装置へと逃げる。

しかし行き着いた冥王星も既にバドゥーンの手に落ちていた。衛兵に追われるチャーリーは同じく反乱の機を伺うマルティネックスと出会う。バドゥーンの手を逃れるため、チャーリーとマーティは再びワープ装置に飛び込む。二人は始まりの星、地球へ。

案の定バドゥーンに征服されていた地球では、バドゥーン帝国東方区域を任された大ドラングの玉座に二人の捕虜が連行されていた。地球史上初の宇宙飛行士ヴァンスとケンタウリ第四惑星の生き残りヨンドゥ・ウドンタである。「私の仲間?冗談だろう!みんな1000年前に死んでしまったさ!」と言って寝返ろうとするヴァンスに、ドラングはヨンドゥを殺せと命じる。ヨンドゥの叫びも虚しく、弓を引くヴァンス。しかしヨンドゥが口笛を響かせると、矢は軌道を曲げてバドゥーン兵を薙ぎ倒して行くではないか!ヨンドゥの矢は「ヤカ」という特殊な金属でできており、口笛に反応して自在に動かせるのだ!

建物を出たヴァンスとヨンドゥは謎の二人組と戦闘になる。地球にワープしてきたチャーリーとマーティである。共通の敵がバドゥーンであることを確認した四人は拳を下ろし、共に戦うことを誓い合う。

 

地球を救う道程はまだ長い。だがいつか、これから生まれる世界で伝説が語られるだろう!その者たちはこう呼ばれる...ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー

 

 

→NEXT: シングとキャップ、未来へ行く

 

ではまた次回、お待ちしております。

「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス」小ネタの話

こんにちは、ぱんだです。

 

先日遂に公開日を迎えた「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス(原題"Guardians of the Galaxy VOL.2")」。

私も当日0時からの最速上映で鑑賞しましたが、上映後は自然と拍手が起き、ネット上でも次々と賛美の声が上がっています。

 

何も知らずとも楽しめるこの映画ですが、コミックネタからその他MCU映画との関連、恒例のスタン・リーのカメオ出演など多くの小ネタ(イースター・エッグ)が散りばめられています。

今回はそんな小ネタ集です。

※ネタバレだらけです。鑑賞前の閲覧に責任は負いません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1. スター・ロードの探知機

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冒頭の戦闘シーン、スター・ロードは手に持った機械で接近するアビリスクを探知していました。この機械、1977年にアメリカで発売された「マテル・フットボール」という携帯ゲーム機だそうです。ピーターが誘拐されたのが1988年ですからあの時のリュックに入っていたのを改造したのでしょうか?

 

2. オルローニ再び

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前作冒頭、惑星モラグでヘッドホンをしながら踊るピーターに蹴り散らされた「オルローニ」という爬虫類?を覚えているでしょうか。その後ノーウェアの賭博シーンにも出ていました。今作のオープニングではグルートが戦ったり乗ったりしていた他、ラベジャーズ旗艦エクレクターの中でも登場しました。あの宇宙にはどこでもいるのかもしれませんね。

 

3. アイーシャ

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新キャラクター、アイーシャ。完全な種族を目指すべく市民を管理するソヴェリンの女王です。コミックでは世界から悪を正すために作られた人造人間で、後述のアダム・ウォーロックとは(遺伝子的に)双子でした。

クレジットシーンにおいて、ガーディアンズへの復讐を誓いアダムを作ることを決意したアイーシャ、次作あるいはインフィニティ・ウォーで再登場してくれそうですね。

因みに関連は不明ですが、「ソヴェリン」というとスター・ウォーズスター・トレックシリーズで宇宙戦艦を分類するクラスの一つに「ソヴェリン級」というのがありました。由来は実在の英戦艦「ロイヤル・ソヴェリン」だとか。

 

4. 惑星ベアハート

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ミラノ号が不時着した惑星ベアハート。コミックでは1969年のハルク誌に登場したこの惑星、ハルクの攻撃を受けたウォーロード・スプリームの船が不時着したエピソードへのオマージュでしょう。

 

5. スター・ロードのTシャツ

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スター・ロードの新Tシャツ、アルファベットのようで読めない文字が書かれていますが、前作キルン刑務所のシーンなどで見られた文字(画像左上)と同一のようです。ファンの間では独自の解読が進んでいるようで、一説によると「GEARS SHIFT」と読むんだとか。

 

6. 惑星コントラクシア

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ヨンドゥらラベジャーズが登場した宇宙の歓楽街、コントラクシア。コミックでは、ジャック・オブ・ハーツというヒーローの母マリーの母星として描かれていました。

コントラクシア人が崩壊に瀕した太陽の修復法を求めていた時、人間態のマリーは地球人科学者と出会い、結婚します。しかし夫の実験中に事故が起き、息子を残して亡くなってしまいました。

エゴとメレディスの過去によく似たこのエピソードに捧げたオマージュでしょうか。

 

7. タルク

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ラベジャーズのメンバーとして新登場したタルク。コミックではロナン(前作の悪役)に協力する賞金稼ぎ兼傭兵でした。

 

8. ハワード・ザ・ダック

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前作オマケシーンに登場したハワード・ザ・ダックが再登場、歓楽街で自由を満喫しているようです。声は同じくセス・グリーン

因みに1986年のジョージ・ルーカス制作「ハワード・ザ・ダック/暗黒魔王の陰謀」についてガン監督は、「好きではない」と話していました。

 

9. 元祖ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー

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今作公開前ワーキング・タイトルが「ガーディアンズ3000」だと明かされて話題になりました。これはスター・ロードがチームを作る前に活動していた平行未来の同名チームの通称(ややこしい)で、前作ではヨンドゥのみの登場でした。

映画では詳細が明かされませんでしたが、ラベジャーズの古株でなんらかのチームを組んでいたような雰囲気です。エンドクレジットにて再結成したので、きっと次作で活躍してくれることでしょう。

 

コミックにおける元祖ガーディアンズのメンバーは左から

●スタカー・オゴルド/スターホーク(シルベスター・スタローン

自称「全てを知るもの」。並行世界の自分と意識が繋がっていたり、元妻のアレタと体を共有していたりとコミックでは複雑なキャラ。

映画での能力は不明。アレタは別個体として登場しました。

恐らくラベジャーズ総体のリーダーで、掟に背いたヨンドゥを追放した張本人。ヨンドゥの最期を知ってラベジャーズの魂を認め、葬儀に参列。元チームメイトを再集結させた。

●チャーリー27(ヴィング・ラムス)

木星出身の戦士で巨体ながら素早さを兼ね備える。

映画では黄色い姿をしておりスタカーとは別のチームを率いていたが、ヨンドゥの葬儀にて再会、スタカーのチームに参加しました。

●ヴァンス・アストロ(未登場)

強化スーツに身を包んだテレパスの地球人で、キャップのシールドを操る。

映画には出演せず。監督曰く、「あの宇宙にいる地球人はピーター一人にしたかった」

●マルティネックス(マイケル・ローゼンバウム)

冥王星出身で水晶のような体を持ち、光を吸収して熱線・冷線を放つ。

コントラクシアにてスタカーと共に登場しました。

●ヨンドゥ・ウドンタ

ケンタウリⅣ出身の戦闘民族。放った矢を口笛で操る。

お馴染みのソフトモヒカンをネビュラに焼かれ、開発中だったという新しいモヒカン通称「フィン」を装備。より原作に近い外見になりました。

 

10. セレスティアル

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今作でスター・ロードの父エゴがセレスティアル(強大な力を持つ天界人)だったことが明かされました。エゴは理想の宇宙を作るために子供を作って手伝わせようとしたようですが、他のセレスティアルとの関連は語られませんでした。

 

11. 義眼のラベジャー

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中盤閉じ込められたヨンドゥのフィンをグルート探しに行くシーン。物ボケばりに次々とトンチンカンなものを持ってくるグルートでしたが、見覚えのある義眼がありました。

前作で最終決戦に備えるピーターに「あとあいつの義眼な」とロケットが指したラベジャーがいましたよね?三年越しに手に入れた彼の義眼にロケットは「起きたらビックリするだろうな!」と吐き捨ててました。

 

12. スタン・リー

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シリーズを通して様々な役でカメオ出演してきたスタン・リー。今回はウォッチャー(世界の監視者)に囲まれて登場しました。

 

13. クロナン

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ロケットとヨンドゥが宇宙船でジャンプを繰り返しながらエゴの惑星を探すシーン一瞬映った惑星で戦っていた岩石のような巨人。「マイティ・ソー:ダークワールド」の冒頭でソーが戦っていたクロナンというキャラクターです。

 

14. エゴ・ザ・リビングプラネット

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ピーターの父がエゴになるという発表はファンの間で波紋を呼びました。エゴは惑星が自意識に目覚めたキャラクターで、ピーターの父は別にいたからです。映画では意識体がエネルギーを操って惑星を形作ったという設定なので逆ですね。カート・ラッセル演じる人間態のほか原作に近い惑星に爺さんの顔!というシーンも見られました。

 

15. エタニティ

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ピーターがエゴのパワーに飲まれて意識を失ったシーン、目に星を光らせたピーターが一言「エタニティ…」と呟きました。

コミックでのエタニティは、世界誕生以前から存在する者たちで絶大なパワーを持っています。ピーターが自分の予想を超えた力に目覚めたことを知り、エゴも驚いていました。

 

16. ピーターの家族

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ローラ・ハドック演じるメレディスとエゴがドライブする冒頭のシーンは印象深いですが、前作から続投したピーターの家族は彼女だけではありません。

エゴの侵食から逃げる地球人に紛れているのはグレッグ・ヘンリー演じる祖父。さらに回想シーンでラベジャーズに捕まったピーターを演じたのはワイアット・オラフでした。

 

17. ヨンドゥの小物

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涙なしには観られないヨンドゥの葬儀。その傍らには彼の思い出の品が添えられていました。前作で手に入れたカエルのチャーム、ピーターがオーブとすり替えたぬいぐるみもありました。涙を拭って探してください。

 

18. アダム・ウォーロック

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クレジットシーンでアイーシャが呟いたのが彼、アダム・ウォーロック。コミックでは完璧な人類を目指して作られた人造人間で、傷つくと繭を作り復活する。インフィニティ・ストーンの管理を任されるほど信頼の厚いヒーローだが、「メイガス」という負の人格も持ち合わせている。

おそらくこのシーンで映っていたのがアダムの繭なのだろうが、実はこの繭、前作のクレジットシーンにも登場している(同一個体かは不明)。

インフィニティ・ストーンとも関わりの深いキャラクターなだけに、インフィニティ・ウォーへの登場も期待していいかもしれない。

因みに最近「マーベルツムツム」というゲームアプリにメイガスの方が出てきたらしい。もしかするとメイガスとしての登場になるのかもしれない。

 

どうだったでしょうか?

多い上に細かい!正直私も自力で見つけたより調べたことの方が多いです。

前作のことを忘れず、MCU作品に紐付け、原作ファンにも気を配る。それでいて映画として壊さない絶妙なオマケ要素。監督の手腕ですね。

 

それでは。

 

※この記事はhttp://screenrant.com/guardians-galaxy-2-easter-eggs/他いくつかの海外ファンサイトから情報を得ています。

 

「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」の原作の話

2014年に公開された映画「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」が日本でも大ヒットを収めたのは記憶に新しいでしょうが、来月に公開を控えた「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス」も先日監督と主要キャストを集めてジャパンプレミアが行われ、公開前からファンの熱気は大変なことになっております。
 
マーベル映画の例に漏れず同名の原作コミックが存在するのですが、漫画の実写映画のように「映画面白かったから原作読んでみよ〜」という軽いノリで手を出そうとすれば混沌としたアメコミ独自のシステムに洗礼を受けるでしょう。
 
しかし!スパイダーマンアベンジャーズなどの王道シリーズと比べればガーディアンズはマイナーの部類。ちょっと頑張ればその歴史を追うのは難しくありません。
そんな人には最近洋泉社から出版された『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:コンプリート・ヒストリー』をお勧めします。
ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー/コンプリート・ヒストリー

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー/コンプリート・ヒストリー

 

 正直公式からこんな本を出されては商売上がったりなので、ここでは「読んでみたいけど調べたらたくさんあって何が何だかわかんない!どれ読めばいいの!?」という方のために数ある同名シリーズをまとめたいと思います。

(映画のおかげか近年メンバー全員が個人誌を獲得するという快挙を成したため、今回は正史世界のチーム誌に限定します。)
 
※入手難易度
★☆☆☆☆:都内のアメコミ取扱店で手に入る
★★☆☆☆:アマゾンで取り寄せ可能
★★★☆☆:海外サイトでなら手に入る
★★★★☆:値段が高騰
★★★★★:入手困難
※オススメ度:手軽さ、映画との関連性、絵の癖などを考慮した独断で、面白さとは限りません。
 
 
Guardians of the Galaxy: Tomorrow’s Avengers 全3巻
Guardians of the Galaxy by Jim Valentino 全3巻/オムニバス
Guardians of the Galaxy Classic: In the Year 3000 全3巻
 入手難易度★★☆☆☆ オススメ度★★☆☆☆
1969〜1995年に出版された元祖(未来の)ガーディアンズの活躍をまとめた単行本。
映画の元ネタになったシリーズとはあまり関係しておらず、メンバーも異なる。
量も多いので、下記のシリーズから興味を持ったら読めばいいだろう。
容貌は違うが、映画に出演するヨンドゥのみこのシリーズから参戦。 
Guardians of the Galaxy: Tomorrow's Avengers - Volume 1

Guardians of the Galaxy: Tomorrow's Avengers - Volume 1

  • 作者: Steve Gerber,Chris Claremont,Gerry Conway,Len Wein,Gene Colan,Sal Buscema,Don Heck,Al Milgrom
  • 出版社/メーカー: Marvel
  • 発売日: 2013/01/22
  • メディア: ペーパーバック
  • この商品を含むブログを見る
 
Guardians of the Galaxy By Jim Valentino Vol. 1 (Guardians of the Galaxy (1990-1995))

Guardians of the Galaxy By Jim Valentino Vol. 1 (Guardians of the Galaxy (1990-1995))

 
Guardians of the Galaxy Classic: In The Year 3000 Vol. 1 (Guardians of the Galaxy (1990-1995))

Guardians of the Galaxy Classic: In The Year 3000 Vol. 1 (Guardians of the Galaxy (1990-1995))

 
 
Star-Lord Guardians of the Galaxy
Gamora Guardians of the Galaxy
Drax Guardians of the Galaxy
Rocket Raccoon and Groot Complete Collection
Guardians of the Galaxy Solo Classic Omnibus(上記4冊をまとめたようなHCだが、収録作は若干異なるかも)
 入手難易度★★☆☆☆ オススメ度★★☆☆☆
映画でお馴染みの5人が辛酸を舐めたエキストラ時代の出演作を集めた単行本。
一冊で出演作が揃うので推しのシリーズなら集めてもいいかもしれない。
ただかなりぞんざいな扱いを受けていたりなかったことにされていたりするので無理して揃える必要はない。
ロケット&グルートだけ邦訳が出ている
ロケット・ラクーン&グルート (MARVEL)

ロケット・ラクーン&グルート (MARVEL)

 
Guardians of the Galaxy Solo Classic Omnibus

Guardians of the Galaxy Solo Classic Omnibus

 
 
Annihilation 全3巻/オムニバス
Annihilation: Conquest 全2巻/オムニバス
 入手難易度★★★★☆ オススメ度★★☆☆☆
スター・ロードら5人を始め、それまで出番に恵まれなかったコズミック系キャラが脚光を浴びたクロスオーバータイトルで、アナイアラス、ウルトロンと続けざまに現れた侵略者と戦う一大イベント。
ガーディアンズの出世街道はここから始まるのだが、紙で手に入れるのはかなり難しい。アマゾンだとAnnihilation1巻が¥13,000、オムニバスなら¥83,000する。デジタルで読むのが吉。
Annihilation Omnibus

Annihilation Omnibus

 
Annihilation: Conquest Omnibus

Annihilation: Conquest Omnibus

 
 
Guardians of the Galaxy 全4巻
Guardians of the Galaxy by Abnett & Lanning: The Complete Collection 全2巻(上の四分冊と内容は同じ)
Guardians of the Galaxy by Abnett & Lanning Omnibus(上記シリーズにThanos ImperativeとAnnihilatorsというシリーズを加えたもの)
 入手難易度★★☆☆☆ オススメ度★★★★★
おそらく映画の原作となったシリーズだが、ストーリーは全く異なるので着想というべきか。2008年のシリーズ。
上のクロスオーバーで共闘したキャラクターを集め、スター・ロードがチームを結成。チームワークもリーダーシップもないのになんだか一緒に戦ってるっていう独特の雰囲気は映画にも通ずるものがある。
メンバーが多すぎて少し把握が難しいが、どのキャラもそんなに有名ではないので気にせず読んで大丈夫。
映画にちょこっと出演したコスモやリミックスに登場するマンティスがチームにいたのはこのシリーズ。
今月1巻の邦訳が出版されるのでまずはそれから始めるのも。
Guardians of the Galaxy by Abnett & Lanning Omnibus

Guardians of the Galaxy by Abnett & Lanning Omnibus

  • 作者: Dan Abnett,Andy Lanning,Paul Pelletier,Brad Walker,Carlos Magno,Wes Craig
  • 出版社/メーカー: Marvel
  • 発売日: 2016/05/17
  • メディア: ハードカバー
  • この商品を含むブログを見る
 
ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:レガシー

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:レガシー

 
 
Thanos Imperative
 入手難易度★★☆☆☆ オススメ度★★★★☆
世界の侵略を目論む不死の軍団を止めるためコズミック系ヒーローが一堂に会するクロスオーバー。ガーディアンズ最初の物語に終止符が打たれる。
サノスを始めコズミック系ヒーローがまたまた大集結。本当にみんな出てくるのでコズミック系を追うなら押さえておきたい。
短いので2008年のシリーズを読んだらここまで読んでほしい。
 
Guardians of the Galaxy 全5巻
Guardians of the Galaxy/All-New X-Men: The Trial of Jean Grey(上記に収録されていない1巻と2巻の間のプチクロスオーバー)
Guardians of the Galaxy by Brian Michael Bendis Omnibus(上記シリーズに色々足したもの)
 入手難易度★☆☆☆☆ オススメ度★★★★☆
映画化決定を受けて再起動された2013年のシリーズ。
メンバーが減って5人が中心に据えられ、ビジュアルが映画寄りになっている。アメコミ感に抵抗のある人はここから読み始めるのがオススメ。
5人に新たな仲間を加え、スター・ロードの父親(映画とは設定が違う)の巡らせる陰謀に挑む。スター・ロードのロマンスもある。
ただ物語のクライマックスがクロスオーバーになっており他誌と繋がっているので注意。これだけ読むとなんだかわからないうちにシリーズが終わってしまうの。
Guardians of the Galaxy by Brian Michael Bendis Vol. 1 Omnibus

Guardians of the Galaxy by Brian Michael Bendis Vol. 1 Omnibus

  • 作者: Brian Michael Bendis,Mark Bagley,Steve McNiven,Sara Pichelli,Francesco Francavilla,Kevin Maguire,Nick Bradshaw,Ed McGuinness
  • 出版社/メーカー: Marvel
  • 発売日: 2016/12/20
  • メディア: ハードカバー
  • この商品を含むブログを見る
 
 
Guardians of the Galaxy & X-Men: Black Vortex
 入手難易度★★☆☆☆ オススメ度★★★★☆
上記シリーズのクライマックス。これを読まねばさっぱり腑に落ちないので併読必須。
望む力を与える古代の遺物を巡り、ミスター・ナイフ(スター・ロードの父親)とセイン(サノスの息子)を倒すためX-Men共闘する。
他にロナン、キャプテン・マーベル、ブラック・オーダーなど映像化キャラが多く登場する上、それぞれの強化形態が拝める稀有なシリーズ。
できればLegendary Star-Lord誌を読んでおいた方が良い。
Guardians of the Galaxy & X-Men: The Black Vortex

Guardians of the Galaxy & X-Men: The Black Vortex

  • 作者: Sam Humphries,Brian Michael Bendis,Gerry Duggan,John Layman,Kris Anka,Ed McGuinness,Valerio Schiti,Paco Medina
  • 出版社/メーカー: Marvel
  • 発売日: 2016/03/08
  • メディア: ペーパーバック
  • この商品を含むブログを見る
 
 
Guardians of Nowhere
 入手難易度★★☆☆☆ オススメ度★★☆☆☆
シークレット・ウォーズというクロスオーバーイベントのタイイン。
私がイベント本誌未読なのでこのイベント自体よくわかっていないのだが、ガーディアンズ本編との関連は薄いので飛ばしても大丈夫。
2008年のシリーズを読んだ人には懐かしいキャラが登場する。
 
Guardians of the Galaxy: New Guard 全4巻(刊行中)
 入手難易度★☆☆☆☆ オススメ度★★★☆☆
2015年から続く最新シリーズ。
シングとキティ・プライドというマーベルファンにはお馴染みのキャラを新メンバーに迎える。
前シリーズから続く話なので、ここから始めるのはあまりオススメしない。
Guardians of the Galaxy: New Guard Vol. 1: Emperor Quill (Guardians of the Galaxy (2015-))

Guardians of the Galaxy: New Guard Vol. 1: Emperor Quill (Guardians of the Galaxy (2015-))

 
 
All-New Guardians of the Galaxy
2017年5月から始まる新シリーズ。
まだ始まっていないのでなんとも言えないが、区切りもいいのでいっそここから飛び込んでみるのもいいかもしれない。
 
Guardians 3000
Korvac Saga: Warzones!
Guardians of the Galaxy: Guardians of Infinity
Guardians 3000 Vol. 1: Time After Time

Guardians 3000 Vol. 1: Time After Time

 
 入手難易度★★☆☆☆ オススメ度★★☆☆☆
2008年のシリーズと同時進行で出版された、元祖ガーディアンズのシリーズ。中盤以降から現代のガーディアンズと合流するが、本編との関連は薄い。Guardians of Infinityではさらに西暦1000年の中東に存在したというガーディアンズ・オブ・ギャラクシーを名乗る一団と出会う(めちゃくちゃ)。
 
Guardians of the Galaxy: Tales of Cosmos
 入手難易度★★☆☆☆ オススメ度★☆☆☆☆
Guardians of Infinityに同時掲載された各メンバーの短編集。絵に癖が強い。
 
Guardians Team-Up 全2巻
 入手難易度★☆☆☆☆ オススメ度★★★★☆
ガーディアンズのメンバーがアベンジャーズスパイダーマンデッドプールなど様々なキャラクターと共演する短編集。あまり本編とは関係ないが、気軽に読めるのでオススメ。
邦訳も出てる
ガーディアンズ:チームアップ (ShoPro Books)

ガーディアンズ:チームアップ (ShoPro Books)

 
ガーディアンズ:チームアップ 2 (ShoPro Books)

ガーディアンズ:チームアップ 2 (ShoPro Books)

 
 
とりあえず正史世界のシリーズはこんなものでしょうか?「アメコミ読んだこともない」という方にはわかりづらかったと思いますので、初歩的なこともそのうち記事にします(きっと)。
他にもディズニーXDで放送されたアニメのコミカライズや、映画の前日譚などもあるのですがそれはまたの機会にしようと思います。
 
では、また更新します!ぱんだでした!!!

初めましての話

初めまして。ぱんだと申します。

 

マーベルを中心にアメコミを集めています。
少しでも多くの方にアメコミを手に取っていただこうと思い、このブログを始めました。
私も深い沼に足を踏み入れたばかり恐縮なのですが、映画やドラマから興味を持たれた方が一人でも多くこの底なし沼に嵌るよう尽力したいと思います。